日曜流離 / Sundays Wandering

堀　道生 / Michio Hori

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日本の写真家・堀道生の写真集『日曜流離 / Sundays Wandering』。1953年熊本県に生まれ、1977年東京綜合写真専門学校を卒業、1980年代よりエキシビジョンを開催している堀道生。2000年代よりPlace Mにて「途中」シリーズの連作を開始、近年はギャラリー蒼穹舎に場所を移して、継続して「途中」シリーズを発表し続けています。本書は2000年に刊行された1st写真集。冒頭は「『週休』の日曜日、私は東京近郊をさまよい歩いて一日を過ごす。もしかしたら、すれ違う人々も異郷を旅しているのかもしれない。休日は一日が短い。明日からはまた、長時間過密労働が私達を待っている」のテキストから始まります。唯一の休みに自由に写真を撮ることが写真家の至福の時間なのかもしれません。そんな思いが写真にも鮮明に現れており、リラクゼーションを満喫する人々の姿、そのユニークな一瞬を諷刺的に捉えた図版が魅力的です。スナップ写真の面白さが存分につまった一冊です。

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＜Condition＞ 本体：経年並み