Design and Craftsmanship of Japan

岩宮　武二 / Takeji Iwamiya

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日本の写真家・岩宮武二の写真集『Design and Craftsmanship of Japan』。鳥取県米子市に生まれ、元南海ホークスに所属したプロ野球選手という異色の経歴を有する岩宮武二。体調不良等の影響で退団した後に写真に興味を持ち、24歳で丹平写真倶楽部に入会後は安井仲治らに写真を学びます。26歳で神戸で写真店を開き、以降フリーランスとして活動、1960年代半ば以降は大阪芸術大学で教鞭を取り、後進の指導に努め、教授時代にはアンリ・カルチエ・ブレッソンの作品収集と紹介にも尽力した写真家です。岩宮のマスターピースは日本の機能美・伝統美を描写した「かたち -Katachi-」シリーズ。神社・寺院等の建築物、着物等の生活道具を通じて、歴史が奏でる美、機能が及ぼす美、形がもたらす（造形）美、色彩があらわす美等、日本の「モノ」が有する伝統的な美しさを描写し続けました。本書は1964年にアメリカで刊行された作品集で「Stone」「Metal」「Fibers and Fabrics」「Bamboo」の章別に、上述の魅力が紹介された186ページにも及ぶ大著。早川良雄によるレイアウト。

＜Related Artists＞ 岩宮　武二 / Takeji Iwamiya、奈良原　一高 / Ikko Narahara
＜Condition＞ ジャケット：背一部カケ・ヤブレ
本体：クロス装少ヤケ