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日本の写真家・泊昭雄の作品集『Print Lot More』。「デジタル」が主流の時代に、「アナログ」にこだわり続け、その豊かで柔らか、あたたかなイメージの数々は、コマーシャルでもエディトリアルでも長年存在感を発揮し続けてきました。「WEB媒体」がトレンドになると、「紙媒体」ゆえの魅力を伝えようと、フォトアートマガジン『hinism(ヒニスム)』を発表し、そのクリエイティブも担ってきました。新しいものが増え続けて、忘れ去られてしまうものが多々あるこの時代の中で、普遍的かつ本質的な美の魅力を表現し続けているアーティストです。こちらは、そんな泊の思いが詰まった作品集で、デジタル化の時代で、流され、忘れされていく「データ」のようなものでなく、パリで買った古い絵葉書のように、いつまでも手元にそっと残しておいておきたい、という思いを込めて厳選した29の無綴じの作品で構成されています。テキスト1枚含む、全30枚。