アメリカ・インディアン -アメリカ合衆国先住民族の現状-

豊崎　博光 / Hiromitsu Toyosaki

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日本の写真家豊崎博光の写真集。「グッドバイ ロンゲラップ(1986)」「アトミック・エイジ(1995)」等の作品集を刊行し、世界の「核」を撮り続けた豊崎博光。核実験場、原子力発電所、ウラン鉱石採掘場等の施設、及びそれらが生み出した「放射能」に汚染された地域に住む被曝者や環境社会を取材し続けた日本を代表するフォト・ジャーナリストです。本書は、70年代に「アメリカ・インディアン」の実情を描写した作品集。17世紀、アメリカの先住民であったインディアンは、英国の白人たちを心よく迎え、衣類や食料を分け与えてきました。しかし、白人の「開拓」と「侵入」が進むにつれて、インディアンは次第に「強悪」「野蛮」「貧困者」と邪魔者扱いされていきます。仲間を愛し、自然を尊んできた彼らの苦しい現状をテキストを交えて詳細に描写した意義深い作品集。豊崎は本取材を機に、アメリカにおける「核」の存在を認知し、以降「核」への精力的な取材へと傾倒していくことになります。謹呈署名入り。

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