Summertime

Mark Steinmetz

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アメリカの写真家マーク・ステインメッツの写真集『Summertime』。オランダ人の父とフランス・パリ生まれの母の下にマンハッタンで生まれたステインメッツは、小さい頃から著名な写真家の作品に触れて影響を受けてきたそうです。ロバート・フランク、ヘレン・レヴィット、ゲイリー・ウィノグランド、ウィリアム・エグルストン等、「アメリカ」を描写し続けてきた作風をリスペクトしつつも、ヨーロッパの混血児らしく「伝統」のみならず「革新」にも挑み続けてきた写真家です。アメリカを舞台とした作品が中心ですが、そこには「ソフィスティケート」された「モダン」なスナップ・ポートレートがあり、古さと新しさが交錯する現代らしい図版を数多く発表し注目を集め続けています。近年は『union』等日本でも取り上げられる機会が増えてきたステインメッツですが、本書は、主に80年代後半にかけて撮影された「子ども」の図版を中心に構成された作品集。ステインメッツのセンスと審美眼が光る一冊。

＜Related Artists＞
Mark Steinmetz、Garry Winogrand、Lee Friedlander
＜Condition＞
表紙；クロス装極少ヨゴレ、地少ヨゴレ