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本書は、1950年代から90年代のフィンランドのユースカルチャーを時系列で紹介した作品集『Stadin Nuoret』。フィンランドの写真と言えば、日本では「ヘルシンキ・スクール」が有名ですが、このようなサブカルチャーにフォーカスした作品はめずらしいです。欧米同様に、50年代はロックンローラーやバイカー族から始まり、60年代のヒッピー、70年代のプロテスト運動の一連、80年代のパンク・ロッカー、90年代のPurpleらの流れを汲むファッション・カルチャーなどが連なります。総勢30名近いフォトグラファーによるオムニバスですが、名作『People in the Lead Role Photographs of Finns』で知られる巨匠Ismo Holttoから、世界的にも人気の高いサブカル写真集『Finlandia』でお馴染みのJouko Lehtolaなども登場します。