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フィランドの写真家であるイスモ・ホルットの作品集『Ihminen Pääosassa: Valokuvia Suomalaisista』。親交の深いミッコ・サヴォライネンらと並び、戦後のフィンランド写真を代表するフォトグラファーであるイスモは、2021年にはハカサルミ・ヴィラでエキシビジョン『Ismo Hölttö: Kohtaamisia 1960-luvun Helsingissä』も開催され、話題になりました。日本ではあまり知られておりませんが、戦後のフィンランドの人々、さらにはジプシーらを捉えた肖像は、アウグスト・ザンダー、ドロシア・ラング、ウォーカー・エヴァンスらを想起させる尊厳に溢れた素晴らしいもので、スナップ風に捉えられたポートレートもセンスに溢れてとても美しいです。こちらは、その60-70年代に撮影された「Countryside」「City」「Gypsies」で構成された作品集で、91年には英語版『People in the Lead Role Photographs of Finns』も刊行されています。息を飲むほどに美しい作品の数々です。極希少本。