Google Translate
ドイツの写真家ヨヘン・レンペルトの写真集『Phenotype』。1958年オランダ国境にほど近いメールスに生まれ、長らく映像・パフォーマンスに関する活動を行い、並行して80年代より大学で生物学を専攻・研究していたというレンペルト。本格的な写真家としての活動は90年代以降からで、すでにドイツをはじめアメリカ・カナダ・フランス・オランダ等の国立美術館で個展が開催されています。グルスキー、ルフといった「ベッヒャー派」の写真家に代表される、ドイツ主流の「客体」的な作品ではなく、自然・生物を「主体」的に捉え、それらの有機的なつながりや無限の美しさを追求するのがレンペルト流。本書は、2013年にドイツのハンブルク美術館で行われたエキシビジョン時に刊行されたカタログ作品集で、これまでの作品を包括的に紹介する450ものイメージが収録された貴重な作品集です。