物語ソウル / Seoul Story

荒木　経惟 & 中上　健次 / Nobuyoshi Araki & Kenji Nakagami

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日本を代表する写真家である荒木経惟（1940-）と小説家・中上健次（1946-1992）のコラボレーション作品集『物語ソウル / Seoul Story』。腎臓癌で46歳という若さでこの世を去った芥川賞作家。海外を舞台にした小説やエッセイも多数残している中上ですが、80年代には篠山紀信との共著『輪舞する、ソウル』を発表していますが、篠山より1年前に発表されたのが、荒木とのコラボにあたる本書です。路地を脱け、市場を巡り、都市を通過する中上・物語文学の新展開（帯より）と、荒木の郷愁漂うモノクロ・カラーのスナップが絶妙なマッチング。さらに本書の構成を世界的に活躍する現代美術家・李禹煥（リ・ウファン）が担当しているというのも興味深いです。ちなみに、2004年には中上の長女である中上紀と荒木の共著『再びのソウル「記憶」/ Seoul Again ''Memories''』も刊行されています。

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＜Condition＞ ジャケット：帯背ヤケ、本体：経年並み