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オランダの詩人で写真家・ビジュアルアーティストであるヘラルド・フィエレットの作品集『Gerard Fieret 1924-2009(With Japanese Booklet)』。2000年以降オランダ国外でも数々のエキシビジョンが開催されるようになり、再評価が高まるフィエレット。早くに父は家庭を捨て、過酷な孤児院で育ったそのルーツが、以降のアヴァンギャルドでアウトサイダーな創作活動につながったと言っても過言ではないかもしれません。幼少時から詩を書き、学生時代はドローイングやイラストレーションを学び、65年にカメラに出会って以来独学で写真を学び、身の回りのイメージからカメラに収めていきました。ストリート、こども、おんな、お尻・足、コラージュ、セルフィー。。。既成概念に捉われないスタイルを貫いたからこその、現代美術的な、時にスチールのような、独自のイメージが描写されています。Sanne SannesやFrancesca Woodmanらが好きな方にはおすすめの一冊です。日本語テキスト別冊付属。