Living with War - Portraits

Judith Joy Ross

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アメリカを代表する女性写真家のひとりであるジュディス・ジョイ・ロスの作品集『Living with War - Portraits』。ダイアン・アーバスらと並び、意義深い作品を創作してきたアメリカ女性写真家のポートレートの旗手。親密であり、時に緊張感がみなぎるほどの力がありながら、その美しさと透明性。深い洞察と透き通った心がなければ、これほどまでの肖像は収めてこれなかったでしょう。近年再評価が進み、2010年代以降欧米の主要な美術館で回顧展が行われていますが、本書は2008年に刊行された「（アメリカと）戦争」にフォーカスした一冊で3つのテーマで構成されています。「80年代にワシントンDCの国立ベトナム退役軍人記念碑を訪れ、戦争犠牲者に敬意を表する訪問者たち」、「90年代に第一次湾岸戦争での初期配備に出発しようとしていた兵士たち」、そして「2006年から2007年に現在のイラク戦争へのアメリカの関与に反対してデモを行った人々」です。個人のかけがえなさ、人間の尊厳。。肖像を通して戦争を行うことの意味を考えさせる一冊です。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ・少イタミ、本体：経年並み