American Surfaces

Stephen Shore

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20世紀を代表する写真家の一人であるスティーブン・ショア（1947-）の作品集『American Surfaces』。ショアの経歴・功績は改めて言うまでもありませんが、エグルストンらと並び称されるカラー写真の代表的人物であるともに、ウォーカー・エバンスやロバート・フランクらによるアメリカのロードトリップの系譜を継ぐ、戦後アメリカの日常の貴重な記録をカメラに収めてきました。また、写真の見方に関する参考図書と言える『The Nature of Photographs』（写真の本質）も大変魅力的な一冊です。本書は、70年代初頭にアメリカ各地を横断した際に撮影したスナップ・ランドスケープ・ポートレートなどが収録された作品集で、20代後半の若き日の時代の貴重なアーリーワークです。ニューヨークで過ごした都会の青年が、田舎を見つめ、自国を見つめ、そして写真を見つめ直した時代の貴重な記録集。巻末には同志のエグルストンのポートレートも収録されていたり、ニュージャージーのラボに持ち込んで現像していたという同時のKodakの封筒を複写したイメージをケースに用いたところなども洒落ています。

＜Related Artists＞ Stephen Shore、William Eggleston
＜Condition＞ ケース袋：少イタミ、ジャケット・本体：経年並み