田中一光回顧展 われらデザインの時代 / Ikko Tanaka: A Retrospective

田中　一光 / Ikko Tanaka

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戦後日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光の作品集『田中一光回顧展 われらデザインの時代 / Ikko Tanaka: A Retrospective』。琳派に影響を受けたとされる日本独特の色彩や造形美をベースに、古さを感じさせないモダンなデザインを戦後に確立したトップデザイナー。東京オリンピックではメダルを、大阪万国では政府館の展示デザインなど、国家プロジェクトでも実績を残し、70年代からバブルへと向かう経済成長期には、その象徴的存在であったセゾン・グループのクリエイティブ・ディレクターを担い、西武や無印良品のブランディングや企業成長に貢献しました。また、写真集では、細江英公の『鎌鼬』や奈良原一高の『ジャパネスク』などエディトリアルでも名作を残してきた田中ですが、こちらは没後の翌年に東京都現代美術館で行われた回顧展を機に刊行されたカタログ作品集で、300ページ強に渡って田中の軌跡が紹介されています。英日併記。

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