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フランスを代表する写真家ベルナール・プロスの写真集「Surbanalisme」。1945年にベトナムに生まれ、パリで育ち、若かりし時代はアメリカのカウンターカルチャーに影響を受けてフィルム・メーカーを志し、シネマテークに通いつめていたというプロス。映像を通じて学び得たイメージとストーリーの感性を有し、すでに13歳の時には写真家として初めて旅に出かけ、サハラ砂漠の風景を収録していたという生粋のアーティスト。以降はアメリカ・メキシコ・アジア・アフリカ・ヨーロッパを旅しながら、数十年もの間旅の路上で出会った人々・風景のスナップを撮り続けています。本書は、1972年刊行の輝くべき1st写真集で、21のシークエンス図版で構成された一冊。プロスが20代後半の時に発表されたものですが、シークエンスを通じて、対象の捉え方、ストーリーの創り方、多面的なモノの見方等を探求しているようかのような興味深い作品集です。