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本書は、2008年にアメリカのミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート・デトロイト(MOCAD)で行われたエキシビジョン「ReFusing Fashion : Rei Kawakubo」を機に刊行されたカタログです。「川久保玲のヴィジョンをどのように表現すべきか?」それが本エキシビジョンのタスクであったと序文に綴られています。それはいちファッションブランドのように、マネキンに洋服を着せるだけではなく、ショーの見せ方、ショップ空間におけるイメージの創造、広告表現、さらには建築家やアーティストらとのコラボレーションなど。さすがにコンテンポラリー・アートの美術館らしく、視点が多角的であり、実際のインスタレーションもアートよりのイメージです。すべてをトータルに表現することが川久保のスタイルであり、かつ「アート」ではなく「ビジネス」にこだわり成立させている、しかも自身がビジネスとクリエイティブを両立させていることが偉大です。そんな川久保とコムデギャルソンの魅力が詰まったカタログです。テキストは英語。