いわき 1974-76 立教大学写真部いわき集団撮影

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本書は、70年代に立教大学写真部の有志によって撮影された図版で構成された作品集『いわき 1974-76 立教大学写真部いわき集団撮影』。福島辰夫らを先導者として、時に川田喜久治や東松照明らが指導を行なっていたという、全日本学生写真連盟。その「アノニマス」な活動の一部は、東京都写真美術館で行われたエキシビジョン「日本写真の1968」で、金子隆一によって取り上げられました。以降、当時のメンバーが、当時の活動や写真を「もう一つの写真記録」として残すべく、ウェブサイトも立ち上げられ、またこのように写真集（非売品）も刊行されました。こちらは立教大学の8名の写真部のメンバーが、炭鉱の閉山を間近に迎えた「いわき」の街で収めた図版で構成されています。時代の変化、街の移り変わり、その中で人々はどのように生きていくのであろうか。自身にも問いかけるように8名が試みた「集団撮影行動」の貴重な記録です。

＜Related Artists＞ 全日本学生写真連盟 / All Japan Students Photographers Association
＜Condition＞ ケース・本体：経年並み