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日本を代表する写真家牛腸茂雄の写真集『見慣れた街の中で / Familiar Street Scenes』。生前に発表された作品集はわずか4冊(うち写真集は3冊)。幼少時に大病に冒された影響でハンディキャップを背負い、わずか36歳でこの世を去った牛腸茂雄。大辻清司に見出だされた類いまれな造形感覚と写真の旨味に対する優れた嗅覚、自己と他者を見つめる奥深い精神性をもって捉えられたスナップ、ポートレートは、構図、色合い、心理描写等に優れ、見る者の心を揺れ動かし、感動を与えます。本書は、1981年に自費出版で刊行された写真集の待望の再版。カラーで描写されたストリート・スナップで構成されており、初版未収録の27図版が追加された新装版。
「私は意識の周辺から吹き上げてくる風に身をまかせ、この見慣れた街の中へと歩みをすすめる。そして往来のきわで写真を撮る」。500部限定。