犬の記憶 / Places in My Memory（With OBI）

森山　大道 / Daido Moriyama

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日本を代表する写真家・森山大道の作品集『犬の記憶 / Places in My Memory（With OBI）』。本書は、1982年から1983年まで15か月に渡る『アサヒカメラ』での連載をまとめたもので、森山にとっては初めての作文集となります。幼少期からの自身の記憶を遡行した「犬の記憶」、そして書籍にあたり追加された森山の「写真的半自伝」でもある「僕の写真記」の2部構成となっており、とくに「僕の写真記」はデザイナーから方向転換し写真家への道を歩む森山の姿に、例えていえば「朝ドラ」のような世界観を感じます。大阪の岩宮武二のもとで助手を務め、ウィリアム・クラインの『ニューヨーク』や東松照明の「占領」に刺激され、岩宮のVIVO宛の紹介状を持って上京するも、VIVOは解散直後。VIVOの事務所で対応を受けた細江英公の助手となり、東松とも交流を重ねた日々。そして『カメラ毎日』編集長・山岸章二や中平卓馬との出会い、そしてPROVOKEへといった日本の写真史をなぞるような内容は、資料的にも読み応え十分です。帯付。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
本体：天・地・小口少ヤケ