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20世紀を代表する写真家のひとりであるシンディ・シャーマンの作品集。あの女優の映画のワンシーンのように、美しくいたい、また時にかわいくいたい。さらには、こんなうれしそうな自分、悲しそうな自分、何かに悩んでいる自分。。女性の誰もが憧れる非現実な世界を映画のワンシーンのように描写したり、日常的かつ現実的な自分の等身大を描写したり、女性の様々な一面や心情を、写真を通して表現してきたシャーマンは、長島有里枝なども語っている通り、多くの女性アーティストに表現の多様性という面で影響を与えてきました。本書は、パルコ出版より80年代後半に刊行された作品集で、上述した初期のイメージから、徐々に非現実でグロテスクな世界へとスタイルを広げていった過程を、シャーマン自身の言葉(日本語訳あり)とともに紹介された一冊です。帯付。