Google Translate
日本の写真家・鈴木理策の写真集『雪華図 / Sekka-zu』。1998年に東京から熊野、そして自身の生地・和歌山県新宮市へと地理的移動と時間的推移の可視化を主題にした1st写真集『KUMANO』を発表し、翌年発売となった『Piles of Time』で木村伊兵衛写真賞を受賞。2007年には東京都写真美術館で個展『熊野、雪、桜』、2015年には東京オペラシティアートギャラリーで『鈴木理策写真展 意識の流れ』が開催されるなど、現代日本を代表する写真家として世界的にも評価されています。本書は、2012年にスーパーラボより出版された作品集。「デジタルカメラの動画機能で撮影された24分39秒の映像作品〈Sekka〉から切りだした静止画による作品集。カメラのフォーカスを合わせてゆくと闇の中から雪の結晶が浮かび上がる。その視覚体験の切片と言える静止像は、鈴木の網膜の記憶でもある」(写真家HPより)。