Google Translate
20世紀を代表する写真家の一人であるゲイリー・ウィノグランド(1928-1984)の作品集。リー・フリードランダーらと並び、戦後アメリカ写真のスナップの名手であり、広角レンズを用いた、時に不気味である種不安定なスナップの数々は、ストリート写真の可能性を拡げ、見ることの楽しさを押し広げるものでした。56歳という若さで胆嚢癌で亡くなり、後に未発表の作品が多数見つけられたことから、死後もその名声と評価を一層高めていきました。本書は、イギリスのライターで写真関連の書籍も刊行しているジェフ・ダイアーによってまとめられた一冊で、未発表作品含む100図版と、それらに付随して100のショートエッセイが添えられた一冊(但し、テキストは英語)。膨大なスナップを残してきたウィノグランドですが、主題やテーマの多くは本書でほぼ網羅されていると言って良い内容であり、『Women Are Beautiful』などにも収録された代表作も多数掲載されています。