Tokyo 1970 By Japanese Photographers 9

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本書は、2013年に行われた展覧会『Tokyo 1970 By Japanese Photographers 9』に関連して出版された作品集。現在も世界のアート写真界では、日本の戦後写真が注目を集めています。なかでも1970年代、高度経済成長期を背景とし、文化的、政治的にも激動期であった日本は数多くの個性豊かな写真家が活躍した時代でもありました。当時の日本写真界は、それ以前に注目された社会派ドキュメンタリーとは一線を画す、個人の視点に根ざした、個性豊かな表現が強く打ち出され始めた時期で、強烈なファッション写真や経済発展を背景にした広告などがたくさん発表された時期でもありました。その1970年代を代表する9人の写真家たち「有田泰而、細江英公、森山大道、内藤正敏、沢渡朔、須田一政、立木義浩、寺山修司、渡辺克己」が、各々の視点で熱い1970年代の空気をそのまま反映させて切り取った160点あまりの作品が収められた一冊です。どの写真家の作品も、時を経た今でもまったく褪せることなく、むしろ新しい時代の作品を見ているような衝撃があり、写真を通して1970年代日本の面白さや熱さが伝わります。

＜Related Artists＞ 有田　泰而 / Taiji Arita、渡辺　克巳 / Katsumi Watanabe
＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
本体：地少ヨゴレ