写真

柳沢　信 / Shin Yanagisawa

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日本の写真家・柳沢信の作品集。寡作ながらも世界的に絶大なる評価を受ける戦後日本を代表する写真家・柳沢信。進学校の名門湘南高校在学時に写真の道に進むことを決め、桑沢デザインを中退後、ミノルタカメラのPR誌「ロッコール」で華々しくデビュー。しかしその後結核が見つかり1年間療養。復帰後は著名な写真評論家・吉村伸哉より「全快した幻の名手」と評されたほどです。コマーシャル写真に早々と別れを告げ、以後は全国を旅して人々と風土の「劇」を描写し続けた孤高の写真家・柳沢信。これまでに国内で刊行されている写真集は三冊のみですが、90年代前半に癌を患った後は目立った活動を行っていないため、1990年に刊行された本書は80年代までの作品の全貌が紹介された貴重な作品集。これほどまでに卓越した芸術的センスと、詩情に富み、モダンな作品を創作し続けた写真家は類を見ません。人間と街のドラマが美しく刻まれた静謐な一冊。帯欠。

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＜Condition＞ カバー：少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ、帯欠
本体：プラカバーシミ、本体：天・小口少ヤケ・薄ヨゴレ、P57余白極少ヤブレ