New York 1954.55（Hardcover）

William Klein

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アメリカ・ニューヨーク出身の画家・写真家・映画監督であるウィリアム・クラインの写真集『New York 1954.55（Hardcover）』。ロバート・フランクの『The Americans』と並び、戦後アメリカ至っては写真界にその名を刻む名作中の名作で通称『New York』。正式には『Life is Good & Good for you in New York』。本書は、その貴重な改訂新版で図版も新たに追加されています。1952年刊行のアンリ・カルティエ-ブレッソンによる『The Decisive Moment / 決定的瞬間』が「写真のお手本」であるとすれば、クラインのNew Yorkは「写真の可能性」を見出だしたと言えるでしょう。大胆なフレーミング・アングル、極端なクローズアップ、粗い粒子にブレやボケ等当時ではタブーであった手法を用いて、さらには斬新な編集・デザインで表現された本書は、写真の多面性を見出だし、写真が語りうる無限の可能性を切り開きました。画家や建築の素養があり、写真の専門ではなかったクラインだからこそ成し得た偉業であり、「パリ」に暮らした経験を有するクラインだからこそ表現できたダイナミックでカオスに満ちた「都市表現」でした。ハードカバー版。

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＜Condition＞ ジャケット：縁少ヤブレ及び少イタミ
本体：カバー縁少イタミ