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日本の女性写真家である詫間のり子の作品集『麒麟と眼を瞑る』。1985年大阪府生まれ、京都造形芸術大学情報デザイン学科で写真を学び、2007年の第30回キャノン写真新世紀で準グランプリを受賞。推薦した森山大道のコメント「妙に気がかりになった作品でした。ほんの一瞬、目の端をちらとかすめたような、残像に近いような感覚の写真ですけれど、これがなぜかこちらの気持ちにしっかりと残るんです」。こちらは、2008年に発表され翌年写真集としてまとめられた一冊で、目を瞑った瞬間に、まぶたに残る残像をイメージして創作されたという、闇の世界で輝く光が描き出されています。後に野口里佳がベルリンで撮影した発表した『夜の星へ / To the Night Planet』も想起させる一冊です。