流れの歌 -soul and soul-（With Booklet）

鈴木　清 / Kiyoshi Suzuki

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日本の写真家・鈴木清の写真集。福島県いわき市に生まれ、夜間学校に通いながら印刷所で働き、版下作りや印刷の工程を学び、インクの匂いのする生活を過ごした後、上京。当初漫画家を志したものの、土門拳の写真に影響を受け写真家を目指し始めます。生まれ育ったいわき市の炭坑を描写したシリーズでカメラ毎日でデビュー、以降は東京綜合写真専門学校で教鞭を取りながら、ほぼ自費出版で生前8冊の写真集を刊行します。本書は、1972年に1,500部限定で刊行された幻の1st写真集の待望の復刻版。炭坑の町シリーズの作品を中心とした「ふるさとの遠い日」から始まり、日本各地の人々や風景を描写した「夏の真ん中」、大衆演劇の一座に密着した「流れる旅の役者」、そして私写真的なイメージ「夜に」で結ばれた4部構成。自身曰く「日本人的感性に正直すぎた、都はるみって感じの演歌」と語った湿り気を帯びた演歌的なトーンに満ちた、センチメンタルな郷愁に駆られる一冊。自費出版にこだわり、編集・装幀等写真集の創作に並々ならぬこだわりを持ち続けた日本を代表する写真家の処女作品集（小冊子付属）

＜Related Artists＞ 鈴木　清 / Kiyoshi Suzuki、金村　修 / Osamu Kanemura
＜Condition＞ ジャケット：少スレ、本体：天少ヨゴレ