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日本を代表する写真家・牛腸茂雄と同窓の関口正夫による共著『日々 / Hibi』。1968年桑沢デザイン研究所写真科卒の同士であり、同校で教鞭を執っていた大辻清司に学んだ両名。牛腸は、幼少時から病に悩まされ36歳という若さで逝去された伝説のフォトグラファーですが、存命時刊行された写真集『Self and Others』や『見慣れた街の中で』などは、日本の写真史に名を刻む名著と評されています。一方関口も、表立った世界からは影を潜めておりましたが、2003年には作品集『こと 1969-2003』、また2008年には同じく桑沢の同窓である三浦和人と三鷹市美術ギャラリーで個展を行ったりして、細々と活動を続けています。本書は、牛腸が存命中に刊行した数少ない作品集の一つであり、両名各24のスナップで構成された大変貴重な一冊。この時代に盛んに取り上げられた「コンポラ写真」の類の代表格で、絶妙なモノクロスナップで構成されています。1000部限定。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)