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アメリカの写真家のウォーカー・エバンスの写真集。卓越した芸術的視点と冷徹に対象を捉えるストレート・フォトグラフィー。ダイアン・アーバス、リー・フリードランダー、ルイジ・ギッリを始め、後世の写真家に多大な影響を及ぼした写真界の最重要人物の一人であるエバンス。代表作品は『American photographs(1938)』『Let us now praise famous men(1941)』『Many are called(1966)』『Message from the interior(1966)』等になりますが、本書は、1995年に2,500部限定で刊行された作品集。没前にエバンスが残したインタビュー、及び主に30年代に撮影された選ばれし8つの図版に写真家自身のテキストを付記した編集・構成。ビジュアルとテキストを交え、エバンスの写真に対するパッション・フィロソフィーを紹介した意義深い一冊。エバンスのセンスとリンクするレタープラスによる美しいテキスト、シンプルながら味わい深いブックデザインは、名作写真集『Message from the interior』を想起させます。