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アイルランドを代表する世界的な写真家トム・ウッドの写真集『Women's Market』。長年リバプールで暮らし、街行く人々のスナップ・ポートレートを数多く撮影し、ストリート・フォトグラファーとしての確固たる地位を築いたウッド。対象との親密な距離感、美しいコンポジション・リフレクション、画家を目指していた経歴をもつゆえの鮮やかなカラーリング等、ウッドが写し出した図版は一見シンプルながら、奥深さと多分な意味を有するストーリー性に富んでいます。長年リバプール市内のバスに乗車しながら、バスにまつわる様々なヒト・モノを撮り続け『All Zones Off Peak』『Bus Odyssey』等の素晴らしい写真集を発表しているウッドですが、本書は良質な写真集を刊行し続けているイギリスのStanely / Bakerより刊行された写真集。70年代にガールフレンドに初めて連れて行ってもらったリバプールのGreat Homer Street Marketの約20年に渡るウッドによる記録。売り物は異なれど、変わらず活気に満ちたストリートの様子を収めています。