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イギリスの女性写真家アンナ・フォックスの写真集「Cockroach Diary」。ロンドン郊外サリー州の美術学校で、マーティン・パー、ポール・グラハム、カレン・ノールといった大御所写真家に教えを請うたフォックスは、80年代より活躍を続けるドキュメンタリー・フォトグラファー。誉れ高きブリティッシュ・ドキュメンタリーとアメリカのニュー・カラー写真に影響を受けたスタイルは、意義深いストーリーと鮮やかなカラーリングに溢れており、1988年に発表されたロンドンにおけるオフィスの日常を批判的な視点で描写した1st写真集「Work Stations」はソーシャル・ドキュメンタリーの名作と評されています。本書は、フォト・ジャーナリストとして活躍していたフォックスが、90年代以降に精力的に取り組むことになる自叙伝的ストーリーの初期作品「ゴキブリ日記」。96年から3年半暮らしていた住居に蔓延していたゴキブリの日常を描写したユニークな写真集。どこから来て、何を見つめ、どう考えているのか。。自身の思いを綴ったダイアリーと写真図版の2冊組・ブックレット。