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戦後日本を代表する写真家・福島菊次郎の写真集『戦後の若者たち Part ⅠⅡ 日本の戦後を考える』。地元山口県で時計店を営みながら、当時アマチュアカメラマンとして被爆者を追い続けたドキュメンタリー「ピカドン(1961)」で一躍脚光を浴び、40歳を過ぎて離婚、3人の子どもを連れて上京。各地で激化する闘争問題等を追い続ける中で、国家・政府の弾圧に疑問を感じ始め、以降は学生運動、政治・軍事、公害、福祉等の社会問題をライフワークとして活動。「反体制・反国家」を過激に描写することで公安警察からマークされ、闇討ち、盗聴、時には家を燃やされながらも、自身のスタイルを貫いてきた真の報道写真家です。本書は、1980年及び81年に三一書房より刊行された「戦後の若者たち」シリーズの第1号&第2号。1960年代〜70年代の安保闘争・学生運動等を通して、若者たちが自らの手で新しい時代を築いていこうとする活力に大いに刺激されたという福島。「東大闘争」「三里塚闘争」などを通して、若者たちのあつい思いと国家が犯してきた数々の過ちを描写したドキュメンタリー。