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イギリスの植物学者であり、写真家であったアナ・アトキンス(1799-1871)の写真集『Blue Prints』。植物写真のパイオニアとして知られ、写真がはじめて挿入されたと言われる『Photographs of British Algae』を1843年に刊行したことでも知られるアトキンス。1842年にアトキンスの友人でもあったジョン・ハーシェル卿が写真の古典的な技法であるサイアノタイプ(日光写真)を発明し、アトキンスもサイアノタイプを使用して、乾燥した藻類や植物を写し出しました。光の明暗によって青色の濃淡として写るため青写真とも呼ばれていますが、光の透けるような繊細な構造の植物などは、とても幻想的なイメージとして表れます。本書は、ドイツの出版社より刊行された作品集で、小型サイズながら、49図版が収録された一冊です。