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日本の女性写真家・花代の作品集『ベルリン / Berlin』。本名は中島花代。芸妓修行を経て、ミュージシャン、ライブ・パフォーマー、コンテンポラリー・アーティストと、様々な世界でクリエイティブを発揮するマルチ・アーティストでありますが、写真家としても著名な花代。中学生の時に祖父の形見として譲り受けたハーフサイズのオリンパスペンDを手に写真を撮り始め、身近な家族や友人などをモチーフにした作品を発表。独特のカラーセンスとぼんやりとした像が特徴的で、そのイメージは森山大道にして「はじめて人の写真に嫉妬した」と言わしめたほど。近年では、花代の娘でありミューズとも言えるモデル「点子」を題材にした作品集を沢渡朔との共著で発表したり、2010年代に撮影されためずらしいモノクロ作品で構成された「DIM」などを刊行しています。こちらは、1996年から2010年までに撮影された「ベルリン」の図版で構成された作品集。身近な家族・友人・アーティストらと過ごした日常が、詳細なキャプションとともにまとめられた一冊です。