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日本を代表する現代美術家で彫刻家である名和晃平の作品集『シンセシス / Synthesis』。1975年大阪生まれ、京都市立芸術大学で学び、2000年代より個展などで作品を発表するようになった名和ですが、鹿の剥製をクリスタルガラスの球体で覆った「PixCell」などは、情報化社会の象徴のような作品でもあり、代表作として有名です。その他も、接着剤を用いた「Glue」や、インクと紙の関係に着目した「Drawing」、発泡ポリウレタンを用いた「Scum」など、素材やその表皮に着目し、従来の彫刻とは一線を画す新たな試みで、注目を集めてきました。コム・デ・ギャルソンや、クリスチャン・ディオールなどのコレクション・ブランドとのコラボレーションも人気を博し、アートからファッションまで幅広いシーンで活躍するアーティストです。こちらは、2011年に東京都現代美術館で行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集で、それまでの主要作をカテゴライズして紹介した237ページに及ぶ大著。ドローイングなし。