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日本の写真家・篠山紀信の写真集『晴れた日 / A Fine Day(Second Printing)』。本書は、1975年に刊行された初期作品の代表作。1974年4月からの半年間「アサヒグラフ」誌に連載されたシリーズで構成された写真集。表紙には「新しいドキュメンタリーの地平を開く画期的写真集」との記載。肉体の即応性をもって、動物のように出来事にとびつき、その中に荒野の太陽に照らし出された空虚な時間を見出だし、奇妙な豊かさと不毛さが立ちあらわれた独自の写真を描写。小細工のない、真っ直ぐで単純なまなざし。篠山紀信の写真家としての姿勢と視想が凝縮された作品集。輪島功一、山口百恵、長島茂雄、オノ・ヨーコ等の著名人から一般大衆まで、富士山、大地震、台風、梅雨といった日本特有の風物・自然現象まで、当時の篠山紀信を惹き付けた事物をまとめた写真家自身のドキュメンタリーであり、さらには70年代当時の日本の政治・経済・社会をも写し出したドキュメンタリーでもあります。小冊子「『晴れた日』をめぐって」付き。第2刷。輸送箱欠。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)