Leipziger Demontagebuch -Demo, Montag, Tagebuch, Demontage-

Wolfgang Schneider

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本書は、1989年に旧東ドイツ・ライプツィヒで発生した「月曜デモ」の様子を捉えた写真集。1980年代半ば以降の旧ソ連の政治改革運動「ペレストロイカ」は、東欧諸国における民主化運動の高まりへと波及し、ハンガリーやポーランドのみならず、旧東ドイツにもその影響は及んでいきました。当時社会主義体制下で、強権政治を敷いていたホーネッカー書記長に対する不満は増大し、国民は近隣諸国への大量脱出を試み、流出を食い止めようとする国家との反乱が勃発、以降デモ行進が開始されました。1989年9月の最初のデモでは8,000人であった参加者が、10月にはすでに100,000人。歯止めがきかなくなった反乱は、ベルリンの壁崩壊、東欧革命へとつながっていきます。本書では、1989年9月からの一連のデモの様子が時系列で紹介されており、数十名にも及ぶ写真家の図版が収録されています。当時の暴動の様子がリアルに伝わる迫力のあるページネーションに加え、グラフィカルにデザイン・レイアウトされた図版にも魅了されます。プロテスト関連・写真集の良書。Parr & Badger / Vol Ⅲ掲載。

＜Condition＞ 本体：表紙少スレ、縁少キズ、その他経年並み
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