Venten Pa I Gar / Waiting for Yesterday

Krass Clement

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デンマークを代表する写真家クラス・クレメントの写真集。1946年に美術家の父とピアニストの母という芸術家系に生まれ、少年時代はパリで過ごし、コペンハーゲンの大学ではフィルム撮影を学びますが、まもなく写真家を志し、パリでフリーランスとして活動した後にデンマークに戻りスチール写真を学びます。1978年に1st写真集『Skygger af Øjeblikke』 (Shadows of Moments)を刊行、以降これまでに20冊以上の写真集を発表しており、特にアイルランドの日常を描写した「Drum」は語り継がれる名作として、Books on Booksでもシリーズ化されています。パリで学び映画撮影で培った芸術的センスと、地元デンマークで感じ得たメランコリックな作風は、研ぎ澄まされた美しさと叙情性に富んだストーリーが表現されており「ドキュメンタリー・スチール・フォトグラファー」がクレメントの代名詞となっています。本書は、古きよき東ベルリンを舞台とした哀愁漂うドキュメンタリー。暗がりと静寂に潜む街と人間のドラマを、モノクロ・カラーを交えて美的に表現された美しい作品集です。

＜Related Artists＞ Krass Clement、Esko Männikkö、Joakim Eskildsen
＜Condition＞ 本体：経年並み