花火（Seventh Printing）

川内　倫子 / Rinko Kawauchi

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日本を代表する女性写真家・川内倫子の写真集『花火（Seventh Printing）』。1972年生まれ。1993年に成安女子短期大学を卒業し、1997年からフリーランスに。同年ガーディアン・ガーデン第9回ひとつぼ展グランプリ受賞。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞すると、2005年にはパリ・カルティエ財団美術館にてソロ・エキシビジョン開催。その後も精力的な創作活動を続け、国内外で高い評価を受ける川内倫子。本書は、『うたたね』『花子』と並ぶ“いきなり三部作”の2作目で、「大阪、千葉、群馬、神奈川、東京……競馬場、温泉街、川べり…。花火が打ち上げられるところならどこでも駆け巡った」（版元より）という川内が、行く先々で写し出した花火のある風景。平凡なモチーフのようで、様々な場所（それはある時は車内で、ある時はホテルの部屋）から切り取ることで、夜空に上がった大輪が美しさを越えて、どこか異様な光景のように見えてきます。『うたたね』にも通じる対象の捉え方の巧さが際立つ内容です。第7刷。

＜Related Artists＞ 川内　倫子 / Rinko Kawauchi、Terri Weifenbach
＜Condition＞ ジャケット・本体：美品