愛のバルコニー JICC Photo Salon

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『愛のバルコニー JICC Photo Salon』。こちらは2019年1月に行われたエキシビジョン「愛のバルコニー」に際して刊行されたカタログ。「荒木さんは、広いバルコニーが気に入って住み始めた豪徳寺のマンションに、1982年から取り壊しにより立ち退きを余儀なくされる2011年まで暮らしました。照りつける夏の日差しや、雨上がりの夕暮れ時、雪が降り積もった冬の日など移りゆく季節の中で、妻・陽子さんや、愛猫・チロと過ごす穏やかな日常が写し出されています。陽子さん、そしてチロ亡き後は、彼女の遺品、花、怪獣のフィギュアなどを被写体に撮影が続きます。愛するものたちの死を経て、次第に変化していくバルコニーの様子は、荒木さんの心情をそのまま表しているかのようです」（序文より）。

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＜Condition＞ 本体：経年並み