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スペインの写真家でクリエティブ・ディレクターでもあるアルベルト・リサラルデの作品集。1979年スペイン・マドリード生まれで、現在も当地を拠点に活動を続けるリサラルデ。コマーシャル・エージェンシーでの仕事もこなしながら、2000年代には映画評論家としても活動しており、フィルム・ディレクションにも長けています。2008年頃よりエキシビジョンなどで自身の写真を発表するようになり、本書は2014年のParis Photo First Book Awardでファイナリストに選出された写真集。Jorgeという一人の人間の死を起点に、人生で遭遇する様々なよろこびや悲しみ、時に孤独で時に同士と寄り添い、明るければ暗い時もあるという、人生のもろもろをドキュメンタリー風にまとめたコンセプチュアルな一冊。カラーや構図のセンス、人と断片(具体と抽象)のバランス、分かるようで分からない、分からないようで分かるというストーリーテリングの絶妙さなど、見事です。編集協力は同じスペインの写真家で、現在世界的にも注目を集めているマグナム・フォトのメンバー、クリスティーナ・デ・ミデル。写真家サイン入り。