Frog Letter / Film Round Gazette + Luna-House

-

Google Translate
こちらは1990年代初頭より四谷にあった写真ギャラリー「Frog（Film Round Gallery）」より刊行されていた写真情報誌で、1989年1月から1991年10月号を最後に月刊号として計34号まで発刊されました。その後「Frog」は、情報誌はやめて写真展の企画・運営や、写真集の刊行等をメインに「mole」として活動が続けられ、1990年代の自主ギャラリーの中心的存在でした。ちなみに「Frog」の前身は「ルナハウス」と呼ばれるフリースペースで、そこではYCM（四谷コンテポラリーミュージアム）という写真家メンバー数名によって営まれていたグループが、様々な企画展を催していました。「Frog Letter / Frog Gazette」は、当ギャラリーで行われる写真展の紹介の他、写真家や評論家などによるエッセイや論文なども収録されており、第1号の島尾伸三から始まり、鈴木志郎康、伊藤俊治、大辻清司などが執筆を担った他、金子隆一や飯沢耕太郎らも定期的に連載を行い、金子は写真集の名著の解説などを行なっていました。「読み物」的要素が強いものですが、90年代の「コンテンポラリー」な写真家たちの取り組みや動向を知るには大変貴重な情報誌になります。ルナハウスのフリーペーパーNo.1〜No.13も付属（但しNo.9欠）。

＜Condition＞ 本体：少カケ・少ヤブレ・少イタミ