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20世紀を代表する写真家アンドレ・ケルテス(1894-1985)の写真集『The Polaroids』。1894年ハンガリー生まれ、戦前よりパリ・ニューヨークで活躍したケルテス。20世紀の写真史を語る上で欠かすことのできない最重要人物の一人。街で読書する人々を収めた不朽の名作『On Reading / 読む時間』、そして1945年にAlexey Brodovitchデザインによって刊行された至宝『Day of Paris』の著者であるケルテス。70~80年代のコム・デ・ギャルソン各誌にもたびたび登場するケルテスの作品。時代を読み取り、都市の空気を汲み取る鋭敏な感性に加えて、計算尽くされたコンポジション、『distortions』に代表されるテクニックなど、ケルテスの残した功績は計り知れないものがあります。本書は、キャリア晩年の80年前後に撮影されたポラロイドの作品で構成された作品集。エヴァンス同様ケルテスのポラロイドも大変評価が高いですが、オブジェを駆使したユニークな作品から、濱谷浩やシルヴィア・プラヒーらのポートレートも収録されています。