Osamu Kanemura カタログ

金村　修 / Osamu Kanemura

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日本を代表する写真家のひとりである金村修の作品集『Osamu Kanemura カタログ』。90年代から始まった個展を通じて、国内外から注目を集めるようになり、2001年には『I Can Tell』で土門拳賞を受賞。その後は、TBSの『情熱大陸』でも特集が組まれるなど、一躍時の人となりました。近年は、自主レーベルによる写真集の発刊にも精力的に取り組んでいますが、こちらは1999年にユミコ・チバ・アソシエイツから刊行されたカタログ作品集で、初期の貴重な作品が収めてられているほか、八角聡仁とのダイアローグも読み応えがあります。金村は、写真作品や写真集の批評も高く評価されており、かつて日本カメラで行われていた月例の審査などでも話題となりました。2017年にタカザワケンジとの共著で出版された『挑発する写真史』を読むと明らかですが、過去の作品から相当な勉強と思考・分析を重ねてきた事実が分かります。感性のみならず自身の思考やロジック、右脳のみならず左脳も有用して生み出されたオリジナリティも魅力です。

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＜Condition＞ 本体：カバー少スレ、見開き少シール跡