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イギリスの写真家クリス・キリップの写真集『arbeit / work』。キリップは、マン島に生まれロンドンでアシスタントを務めた後にマン島に戻り故郷の撮影に従事、後にニューカッスルに移りギャラリー創設のメンバーとして、キュレーターやアドバイザーを担った経験も持っています。現在ではアメリカに移住し、ハーバード大学で教鞭を取る傍ら写真を取り続けています。1988年に産業衰退によって疲弊したイギリス北東部の街と人々を写し出した作品『In Flagrante』は、語り継がれる名作ドキュメンタリーとして高く評価されており、傑作写真集の復刻シリーズ「Books on Books」にも取り上げられています。本書は、そんなキリップの30年以上にも渡るキャリアを総括したベスト版。1st写真集「Isle of Man」及び2nd写真集『In Flagrante』に収録されている図版を中心に、主要作品が数多く紹介されています。