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戦後日本を代表する写真家のひとりである沢渡朔の作品集『ファインダーのなかの天使たち / Angel in the Finder』。日本大学芸術学部写真学科では、篠山紀信と同窓で、就職した日本デザインセンターでは高梨豊のアシスタントと、常にトップレベルの写真家と共にし、60年代後半には早々にフリーに。『an an』『流行通信』と言ったファッション誌等で活躍。70年代は「少女アリス」「ナディア」と言った、女性の無垢の美を内包した名作を残し、80年代以降もコマーシャルワークで活躍。近年も、Akio Nagasawa等で精力的に作品を発表していますが、本書は1977年に青画廊で行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集。上述した作品はもちろん、60年代のこどもたちをモチーフにしたモノクロや、「跳んでごらんプルーネ」、さらには人形のポートレートなど、60-70年代の沢渡作品の魅力が、見事に凝縮されたような美しい作品集です。