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チェコを代表する写真家ヨゼフ・スデクの写真集『Privatissima』。3歳時に塗装業者であった父をなくし、第一次大戦時には右腕を失い、ハンディキャップを背負った関係で、ホワイト・カラーの職務を諦め、20年代初頭より本格的に写真家を志し始めたスデク。写真家ヤオミール・フンケを始めとしたアーティスト仲間と結集し、前衛的な写真表現に取り組んだ30年代から、プラハを象徴する建築や風景を収めた40年代、アトリエ内外で自然にインスピレーションを受けた作品の創作に没頭した50年代以降等、40年以上ものキャリアを通じて写真による新たな可能性を探求し続けたスデク。本書は、2008年に行われたエキシビジョンを機に刊行された作品集で、1920年代から晩年の70年代までに撮影された作品が、章別にカテゴリーされて紹介されています。スデクらしくひかえめなレイアウトながら、スデクの生涯をうまくまとめたような一冊です。