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写真誌『カメラ毎日』が、1970年代初頭よりプロ・アマ問わない公募形式で掲載を始めた「アルバム」。本書は1976年度のアルバム作品を取りまとめた内容で構成されており、山岸章二が名実ともに「編集長」であった時代のものとなります。「こんなに素晴らしい作品を、毎月どうして集められるのか」。アルバムを見た海外の写真愛好家や、編集者たちはこう言ったそうです。それは、日本人写真家のカメラ・写真熱、そして山岸を中心としたカメラ毎日編集部員の努力の賜物であります。「プロヴォーク調」や「植田調」ならぬ「アルバム調」という言葉もあったと言います。本書の主な収録作品は、2020年10月に逝去された鬼海弘雄の「凧」、鷲尾倫夫の「夢を夢みる老人」「そのままで、君たちは」、砂守勝己の「おっちゃんと花子」、高橋金治「北の国」、森裕貴「安乗の地にも」、長船恒利「前鬱空間」、池本喜己「豚」、中島教「アンタイトルド」、下瀬信雄「ポートレート」「うちのゴロー」、守屋裕司「走行記録」など。