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本書は、1968年に日本写真家協会の主催によって行われた大々的なエキシビジョン「写真100年・日本人による写真表現の歴史展」を機に刊行されたカタログ。長崎の上野彦馬、横浜の下岡蓮杖、北海道の田本研造らによって、19世紀後半に本格的に幕を開けた日本における写真表現から終戦後の記録、そして戦後の木村伊兵衛・土門拳らのドキュメントから、VIVOらによる新たな芸術表現までを記録したもの、戦前・戦後に分かれた「日本の写真史」「日本現代写真史」も刊行されています。写真100年は、濱谷浩を実行委員長として、多木浩二、中平卓馬のほか、東松照明、内藤正敏らが編集委員を務め、歴史を調べ、写真を研究し、それらに関する執筆も行なっています。本作では、1945年までの写真の歴史を、図版を交えながら簡潔にまとめられています。尚、こちらは1968年の会期時に刊行された初版本の改訂版です。