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日本の写真家・羽田誠の作品集『あのかどを曲がる頃』。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、流行通信スタジオに務め、サザンオールスターズや奥田民生をはじめ、多くの著名なミュージシャンのジャケット写真などを手がけた浅川英郎に師事。以降はフリーランスとして、コマーシャルから自身の創作まで幅広く活動されています。これまでに刊行した作品集は『鳥は泳ぐ』(2011)、『脈々 in vein』(2012)、『Baumkuchen』(2015)、『THROUGH』(2017)で、本作が5作目にあたります。見過ごされそうな日常の断片を、淡々かつ美しいカラーで描写。男性ですが女性の写真家のような繊細な一面をのぞかせ、川内倫子を想起させます。