森山　大道 / Daido Moriyama

森山　大道 / Daido Moriyama

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本書は、1990年代に、幕末から明治、そして戦後70年代前半までに活躍した名だたる写真家40名各々の代表作を収録した「日本の写真家・シリーズ」の写真集・全40巻の第37巻で、「森山大道」特集号。このような類の作品集は代表作が収録されるだけにとどまるものが多いですが、倉石信乃は著書『反写真論』（河出書房新社）で次のように綴っています。「森山大道の巻（第37巻）は、既存の森山のイメージの輪郭を大きく逸脱することはないにせよ、ある発見を誘う新たな写真集とも言える。当の『犬』をはじめとする『狩人』所収のイメージが散見され、基調を形成しているかに見える本書では、森山の人間的関心の傾きが浮上する。すなわち、人間へを向かう森山の視線が対象の『顔貌』と対峙する位置には向かわずに、その背後を急襲するか、もしくは停留しながら追跡する傾向を持つことが了解されるのである」。

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＜Condition＞ ジャケット：少スレ・少ヨゴレ
本体：天・小口少ヤケ